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くせ毛コンシェルジュのMameです。くせ毛剛毛に関する記事の執筆、ヘアケア商品を作っています。

最近、髪の毛を修復するというケラチントリートメントというのを聞いたことはありませんか?

ケラチンとは髪の毛を構成するタンパク質の一種です。

トリートメントに配合することで、傷んだ髪の毛の表面にくっついて手触りを良くするために配合されます。

ただし、一口にケラチンといっても配合されるケラチンには様々なタイプのものがあるんです。

分子量の大きさによって、大きなダメージにくっつもの小さなダメージにくっつくものなど使用用途が決まっています。

先日美容院MAX原宿が運営するサイト『Men’s Beautiful.com』(メン美.com)にこのようなLINEが届きました。

◆頂いたご質問をご紹介します。

MAXトリートメント(当店で作っているトリートメントです)のケラチンは、ケラチン死骸ですか?

ちょっと具体的な内容が分からなかったので、内容を詳しく聞きたく、お返事いたしました。

↓実際のやりとりです。

もちろん、読者の方もどこかでこの『ケラチン死骸』というワードを見かけたのだろうと思い、僕も調べてみることに。

羊毛や羽毛のケラチンタンパク質なんぞアルカリで溶かした時点で分子構造もシスティン結合もぐちゃぐちゃの単なるケラチンの残骸ですから〜 そんなもん 入れても 何も効果なんてありません(キッパリ)

と、他サイト様に記載がありました。

ということで、お問い合わせいただいたので、今話題のケラチン入りトリートメントについて調査した結果を書いていきたいと思います。

そもそもケラチンってなに?

ケラチンは髪の毛を構成する『主』となるタンパク質のことです。

そして、このケラチンは爪や皮膚の表面を構成する成分でもあります。

ケラチンは、システィン結合による繊維状タンパク質といってタンパク質の中でも硬く、しなるような化学構造をしています。

◆タンパク質とは?

タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がった物質です。

約アミノ酸種類のアミノ酸がタンパク質を作っています。

これがなければ動物は生きていけません。

すなわち、タンパク質は人間、動物の体を構成するもので、さらに細かく分類すると私たちはアミノ酸の集合体でできているわけです。

トリートメントに含まれるケラチンって?

ケラチンは動物性タンパク質の1種だということがわかりましたね。

しかしながら、一般的にトリートメントに配合されているケラチンは様々な種類があります。

わかりやすく見てみましょう。

◆加水分解ケラチン

羊毛由来のケラチンタンパク質の中のシスチン結合(S-S結合)を切断したものをさらに加水分解して得られる高分子のことです。

実証されている効果(2000年 花王による検証にて)

✔︎ダメージで傷んだ髪の毛に吸着して補修する

✔︎毛髪柔軟化

✔︎保湿効果

加水分解ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されており、私たちの髪を構成するアミノ酸組成とよく似ています。

また1987年の実験で毛髪への浸透性も認められており、髪の毛の水分量が増加する保湿作用があることも検証されています。

ちなみに、加水分解ケラチンは程よく分解したものの方が高い毛髪浸透性が明らかにされています。

具体的な実験結果です。

1,000以下の低分子量において、分子量760,1300の高分子よりも髪の毛への浸透性が高いことがわかりました。

 

◆ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)

毛髪に吸着しやすいように“カチオン化(イオン化)”された加水分解ケラチンのことです。

毛髪表面に吸着しやすいという特徴があります。

さらにイオン化していることで、静電気防止も可能です。

【実証されている効果】

✔︎ダメージで傷んだ髪の毛に吸着して補修する

✔︎毛髪柔軟化

✔︎保湿効果

✔︎静電気防止

 

◆ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)

シリコンと加水分解したケラチンを掛け合わせた『シリル化ペプチド』です。

親水部であるペプチド部分が毛髪の損傷部位に選択的に収着する特徴を持っています。

✔︎ダメージで傷んだ髪の毛に吸着して補修する

✔︎保湿効果

✔︎皮膜による保護

さらに特徴として、『ヒートアクティブ効果』というものがあります。

理屈でご説明すると、ドライヤーやヘアアイロンの熱で髪の毛に皮膜を形成するのです。

具体的には隣り合う『シラノール基』という部分の水酸基同士が、ドライヤーもしくはヘアアイロンの熱を受けて脱水縮合します。

するとシロキサン結合鎖を形成。

これによって毛髪表面に被膜を作ります。

普段ドライヤー、アイロンを多用する人にはありがたい効果です。

基本的にこれらのケラチンをどんな髪の毛の状態(ダメージ)の人に使ってもらいたいのかによって配合具合を決めます。

ケラチンは髪の毛表面を補修する

上記でも述べたようにケラチンは髪の毛表面を補修します。

ここで、『補修』の意味について捉え方が間違っている方が見受けられるので、詳しくご説明しますね。

まず、髪の毛は生きている細胞ではないので自己再生はできません。

もしダメージを受けてしまったら、新しく生えてくる髪の毛の根元が健康で毛先に行くほどパサついた髪の毛になります。

いくら、トリートメントをしようが再生はできません。

 

そこで、ダメージで穴の空いた髪の毛を埋めるのが『補修』です。

ボロボロの壁をこんんクリートで穴埋めするイメージです。

それで、せっかく穴埋めするならば、髪の毛を構成するタンパク質に近い成分の方がいいよね、ということでケラチンを使うようになりました。

ですから、そもそも髪の毛は生きた細胞ではないですし、ケラチンを含めタンパク質もただの高分子なので生きてはいません。

ですから、死ぬも生きるも関係はないということが言えます。

そして、分子構造がアルカリで壊れたものが髪の毛への吸着性が悪いか?

という点ですが、上記でも述べたとおりですが、

例えば、製造工程でアルカリ(苛性ソーダ)を使用して得られた加水分ケラチンは、解物分子間のシスチンにポリペプチドとしての毛髪への収着と美容効果は実証されています。

>>英文による文献はこちら

(日本化粧品技術者会誌より引用)

ケラチントリートメントはこんな人におすすめ

✔︎とにかくハイダメージで手ぐしが通らない

✔︎カラーで髪の毛が傷んでいる

✔︎パーマで髪の毛が傷んでいる

ケラチン入りのトリートメントをしたからといってそのケラチン自体が、人体にアレルギーを引き起こしたり、髪の毛を傷めてしまうという報告もありません。

ただし、そもそもケラチン入りトリートメントに限った話ではありませんが、

いくら毛髪のダメージの穴を埋めたとしても、日々のシャンプーでコーティングは落ちてしまいます。

ですから、美容室でのトリートメントメニューはその日限りと考えた方が良いです。

もし、綺麗な髪の毛にしたいのであれば、毎日家で使うチーリートメントを見直した方が効果がありますし、金銭的にもお得です。

>>トリートメントは効果がありますか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はケラチントリートメントについて解説していきました。

▼要点をまとめます。

✔︎ケラチンは髪の毛を構成するタンパク質の一種

✔︎ケラチンを配合することで、髪の毛の傷んだ部分を埋める(各メーカは補修と表現)

✔︎トリートメントに含まれるケラチンは様々な種類がある(ダメージ具合によって配合比率を変える)

最近流行になっているケラチントリートメント。

髪の毛の補修効果は実験で検証されているので、髪質でお悩みの方は一度お試しください(^^)

>>美容院MAXのホームトリートメントはケラチンを配合しています

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