ツーブロックで失敗してしまった・・・!

そんなご相談をいただくことがあります。

骨格やツーブロックはメンズにとって人気な髪型です。

しかしながら、ツーブロックは失敗すると取り返しがつかない髪型でもあるのでオーダーの際の注意点をまとめてみました。

今回の記事監修はくせ毛カットや骨格補正カットを得意とする美容師でCALAMARI代表のGenkiです。

ツーブロックで失敗しないためには?

ツーブロックはどんな高さにするか?どこまで刈り上げるか?が大切です。

中途半端な高さにすると髪が頭に乗っているだけに見えて浮いて見えてしまいます。

お客様の頭の形をカット前に認識すること、生えぐせを見極めてどこまで刈り上げるのかを決めなければいけません。

【ツーブロックで失敗する理由】

①刈り上げ範囲が広すぎ

②借り上げ部分とのつなぎ合わせが雑

③骨格を無視した刈り上げの長さ

これらがしっかり選定できていないとツーブロックは失敗します。

ということで、今回は藤川げんきが手がけたオシャレなツーブロックをみていきましょう。

ツーブロックで短髪ショートな髪型

頭の形が少し横長でしたので、ツーブロックで刈り上げる範囲(高さを)広めにとりました。

それれでも頭の形とカットがマッチしているのでかっこよく決まります。

トップは動きが出るように毛量をすいて調整します。

これによって刈り上げ部分とのつなぎ目が自然になります。

【オーダーの注意点】

こちらの髪型は刈り上げ部分が短めです。

刈り上げる長さは例えば9mmなど長めからスタートして、美容師さんと相談して少しづつ短く刈り上げていきましょう。

あとは、トップも短めを希望するのであれば、普段使うヘアワックスをしっかり伝えた上でカットしてもらいましょう。

ハードワックスで立たせるのであれば、毛量は軽くした方がいいですし、逆にそんなにワックスを使わないのであれば軽くしないほうがまとまりやすいです。

ツーブロックで短髪くせ毛の場合

くせ毛の場合は、髪の毛がカールして丸まっているので、トップのボリュームが出やすくなりやすいです。

そのため、毛量調整をしますが、くせ毛の特性として軽くしすぎてしまうと、チリチリが目立ってまとまらなくなってしまうのでそこの加減が重要です。

くせ毛の場合は最後にワックスでまとめるところまで想定したヘアカット技術が必要です。

>>今回使用したくせ毛のためのヘアワックスはこちら

【くせ毛ツーブロックの注意点】

トップの毛量調整を『すきすぎないで』とオーダーしましょう。

切った後で自分で触ってみて、少しづつ軽くするのが良いです。

信頼している美容師さんならいいですが、最初からすきすぎてしまう美容師さんもいるので、

切りながらお客様と美容師さんの間で認識共有をすることで失敗は防げます。

アシンメトリーなツーブロック

トップと前髪を長めに残したアシンメトリー(左右非対称)な髪型です。

こちらお客様の個々の頭の形、髪質(直毛、くせ毛)に合わせてカットします。

もちろんどのくらいいの短さまで刈るかも重要です。

短くしすぎるとファンキーになりますぎますから、ちょうどいい長さを選定します。

【オーダーの注意点】

この髪型は、似合う方と似合わない方でかなりわかれます。

目鼻立ちがしっかりしている、骨格がしっかりしている方は似合いますが、

中性的、女性っぽい顔の方は似合わないことが多いです。

社会人向け!骨格補正カットの爽やか黒髪ツーブロック!

頭の形が気になる、特に細長い形をしている方は、ツーブロックの刈り上げの長さにフラデーションをつける骨格補正カットをします。

もみあげ部分は短いですが、上へ行くほど長くなっています。

もし、全部を同じ長さで刈り上げてしまったら・・・

髪の毛が頭の上にのっかてしまうので注意が必要です。

綺麗に段差をつけてカットします。

【オーダーのポイント】

頭の形が細長いのであればグラデーションカットをお願いするといいでしょう。

強いくせ毛でも!パーマ風ツーブロック

強いくせ毛にはツーブロックはオススメです。

なぜかと言いますと、もみあげと襟足部分はくせ毛が目立ちやすいです。

目立つというのは、もっさりして、うねってすっきり見えないという意味ですね。

ですから、もみあげから、襟足まで刈ってあげることでトップがパーマのように見えるので、

くせ毛をオシャレに見せたい方はオススメです。

【オーダーの注意点】

ツーブロックの範囲を広げないこと。

トップのくせ毛部分は短くしすぎず、あえて伸ばしていいです。

短くしすぎると、くせ毛の毛の動きがかっこよく見えなくなります。

>>くせ毛のためのヘアワックス、ヘアオイルはこちら

丸顔、ぽっちゃりに似合うツーブロック

丸顔、ぽっちゃりしている方の場合は、ツーブロックで失敗しやすい骨格の一つでもあります。

ですから、そのようなお悩みがある場合は髪型全体のバランスに注意しなければいけません。

今回の髪型のポイントは前髪・トップのボリュームです。

ここにボリュームを出すことで、横に広い顔をぼかし、縦に目をそらすことができます。

【オーダーの注意点】

丸顔、ぽっちゃりな骨格だと横を借りかげてしまうツーブロックは失敗する確率が高いので、

縦にボリュームを出す点に気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はツーブロック刈り上げで失敗しないオーダーの注意点について解説しました。

要点をまとめます。

▼ツーブロックで失敗しないために

①刈り上げ範囲は美容師と相談しながら

骨格に合わせてどこまでかかりあげるか明確にしてもらいましょう。

②刈り上げ部分とのつなぎ合わせが大切

髪質、毛量に応じでつなぎ合わせ部分を自然にカットしてもらいましょう。

③骨格を考慮した刈り上げの長さ

骨格は人それぞれ違うので、ヘアカタログを見せるだけでなく、どの形が骨格に合うのかしっかり美容師さんと話し合いましょう。