コンディショナー・リンス・トリートメントの違いってなんだろう?
そんな疑問に対して、美容師であるMAX戸来(へライ)がわかりやすく解説いたします!
これがわると、使い分けもできますし、何より正しい知識で綺麗な髪の毛を手に入れられますよ!
コンディショナー・リンス・トリートメントの違い
実はコンディショナー・リンス・トリートメント、この3つに厳密な違いはありません。
ですから「A社のコンディショナーとB社のトリートメントの成分がほぼ同じ」ということがよくあることです。
一般的なイメージとしてはコンディショナーやリンス=安い、普段使い。
トリートメント=高い、特別なもの。
という傾向があります(あくまでも傾向です)。
◆コンディショナーやリンスの成分
基本的にはシリコンと界面活性剤が主原料です。
シリコンとは、髪をコーティングして指通りを良くするものです。次のシャンプーでほとんど落ちます。また界面活性剤は静電気を防止して髪を柔らかくする作用があります。
【具体的な成分の例】
ジメチコン、シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、アモジメチコン、アミノプロピルジメチコン、ジメチコンコポリオール、ポリシリコーン13、PEG-ジメチコンなど
安価なことが最大のメリットです。
◆トリートメントの補修成分
シリコンは髪をコーティングしますが、補修はできません。そこに髪の毛を補修する成分や保湿するを加えたのが一般的にトリートメントと言われます。
シリコン入りとノンシリコンがあります。シリコンに頼らなくても補修成分と保湿成分で十分指通りが良くなる場合、シリコンを入れないノンシリコンであることが主流です。
◆補修成分具体的な成分の例
髪の毛表面の補修:ケラチン(毛髪表面に擬似キューティクルを生成する)
毛髪表面保湿系:ヒアルロン酸、グリセリン、BG、ハチミツ(表面を保湿、コーティング)
毛髪表面の油分付与:セラミド、ホホバ種子油、オリーブ種油、ブドウ種子油(水分の蒸発防止)
髪の毛内部の水分付与:加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン
毛髪内部のタンパク質補給:加水分解ケラチン、加水分解シルク
髪の毛は自己再生ができない細胞の集まり。補修成分が原料は高価ですが、髪の毛を補修するには外側からケアするしか方法はありませんので傷んでいる髪の毛にはオススメです。
このように実は製品の成分表記を見ないと何が入っているのかわからないことがほとんど。ですから、冒頭でもお話しした通り、コンディショナーという商品名でも、補修成分や保湿成分が入っているものもあります。
コンディショナー・リンス・トリートメントは併用してもいい?
コンディショナー、リンス、トリートメントの併用は可能です。
ただ、使用するものによってはA社のコンディショナーとB社のトリートメントがほとんど同じ成分、という場合もありますから、併用しても意味がないという場合があります。
ですから、基本どれか1つを使うといいでしょう。
それでも併用時するなら?注意点は?
併用時の注意点は、何をどのタイミングで使うか、です。基本併用する必要がありませんが、一応注意点をご説明いたします。
というのもコンディショナー・リンス・トリートメントは様々な種類があります。
例えば、コーティング力が強い集中ヘアパック系を美容院前に使うと、美容師さんが普段の髪質がわからなくなることもありますし、カラーやパーマが入りにくくなることもあります。
カラーやパーマの施術をしに行く日の前日は高価なトリートメントや、極力集中ヘアパック系はしないほうがいいでしょう。
髪のコーティングの主原料であるシリコンはカラーパーマのかかり具合に影響しないという実験結果が出ていますが、トリートメントは様々な成分が混ざりあったもの。一概にシリコンだけにスポットを当てた話ではなく総合的に考えなくてはいけません。
実際に施術するのは美容師さんです。僕も美容師ですが、カラーやパーマの施術をするには素の髪に近いほうが失敗のリクスも低くなります。
もちろん、美容室に行く予定がない人は使っても大丈夫です。例えば、明日パーティーがあるから集中ヘアパックをしたい。気分を高めたいから使いたい。集中ヘアパック系のトリートメントはそのような使い方をしましょう。
とはいえ繰り返しになりますが、A社が集中ヘアパックって書いていても中身はB社のリンスとほとんど一緒ということはあります。成分表記を見て、上記でお伝えした『髪の補修成分』が入っているか確認しましょうね。
プリュムトリートメントは補修成分メイン
僕は皆様に支えられ、2013年から美容院MAX原宿を経営しておりますが、オリジナルのトリートメントの開発も行っております。
通ってくださるお客様、髪のお悩みを抱えていらっしゃるお客様、公式LINEでご要望やご相談のメッセージを送ってくださるお客様のご意見を反映して作っております。
◆1年以上プリュムシャンプー&トリートメントを使ってくださっているお客様
そんなプリュムトリートメントはノンシリコンで、髪の毛の補修成分がメインのトリートメントになります。髪の毛に皮膜を貼るのはなく、補修することで髪の毛の指通りを良くするという成分配合です。
◆プリュムシャンプー&トリートメント使用、2ヶ月目
いかがでしょうか。補修成分と保湿成分で使うたび髪が綺麗に。
これを作るために開発期間。
ではどんな成分でできているの?と思いますよね。わかりやすくご説明しますね。
◆毛髪表面保湿成分
BG、
◆毛髪内部保湿成分
コラーゲン、ヒアルロン酸
◆髪の毛内部のタンパク質付与
ケラチン、※プリュムシャンプーにヘマチンを配合
◆油分付与
セラミドNG、セラミドAP(脂質組成)、ホホバ種子油、アーモンド種子油、各種花のエキス
◆静電気防止成分
ステアルトリモニウムクロリド
◆ハリ&コシ成分
8種類の必須アミノ酸
トリートメントだけでもこのようにたくさんの補修、保湿成分が入っています。
こちらで詳細が見られますので、ぜひ見ていってくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、コンディショナー・リンス・トリートメントの違いについて、美容師である僕MAX戸来が解説いたしました。
▼要点をまとめます
・コンディショナー、リンス、トリートメントの明確な定義はない
・A社ではリンスと書いているが、同じ成分でもB社ではトリートメントと言っていることがある
・成分によって値段も効果もピンキリ
以上となります。
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1991年生まれ。原宿で21歳スタイリストデビュー。国内史上最年少で原宿に自分の店を出店。今までに1万人以上のくせ毛さんを担当してきました。そしてプリュムワックスシリーズの開発者です。