ワックスで髪が引っかかるのはしょうがない?
僕はワックスを使うのに罪悪感のような感情を持ってしまいます。
同じような感覚ありますか?
髪が引っかかりにくいプリュム・デュールの開発が始まる前、このようなお声をお客様からいただきました。
どういうことですか?と戸来がお聞きすると・・・
ワックスをつけると髪の毛が引っかかって、髪の毛が抜けるんです。
しかも毎日つけてると髪の毛がギシギシになってくるんです。
だから『髪に悪いもの毎日つけてしまっている・・・』そういう感覚です。
お客様は率直に意見を伝えてくださいました。
現場で美容師をしていてもわかること。
やはりワックスは髪の毛に形をつけるための商品。
商品自体には正直髪の毛を引っかからないようにしよう、とか、髪の毛を傷めないようにしよう!というものでは無い。
それでも、僕だっておしゃれにしたいし、人前に出るにはワックスは欠かせない。
まだ20代。若いし、頭皮の悩みなんてまだ先の話・・・。そんな風に思っていた時代だった(今も20代だが)。
メンズのお客様もワックスに関するお悩みはやはり多く、現在は商品開発はMameが担当していますが、
『ハゲないワックスを作って』『キシキシしないワックスがいい』『ベタつかないワックスが欲しい』というご意見は多かったです。
艶を出したいのと、適度なセット力が欲しいのでメンズの場合ジェルを使うことも多かったのですが・・・
美容師としてやはり罪悪感はあるものです。
美容院MAXは、お客様ご意見を反映し、2015年にからみなさんのご意見のもと髪が引っかからないヘアワックスを開発しています。
第1作目が『プリュム・ワックス』
そして第2作目が『プリュム・デュール』になります。
ワセリンと、天然植物オイルでできているので、髪の毛が引っかからず適度な艶を再現できます。
プリュムワックスは店舗、インターネットで販売をしていますが、
おかげさまで、従来のワックスのベタつき、髪の毛の引っかかりが苦手なお客様から多くのご支持をいただいております。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
◆セット力がそこそこあるのに、髪の毛が引っかからない!そんな不思議な『プリュム・デュール』
↑なにもつけないとこんな感じ。パサつき気味な髪質。
↑プリュム・デュールを大豆1つくらい手に取り、両手でなじませる。
↑後頭部から前髪に向かってぜんたになじませて・・・
↑細かい部分は摘んで束間を出す!完成、簡単です!
◆ベタつかず、引っかからないで髪がセットできる検証動画がありますのでよかったら見てください!
◆掲示板での口コミ
つけました感があまり無いのが嬉しい、とのご感想ありがとうございます。
その通りでして、プリュム・ワックスシリーズは
セット力をつけるのも、ベタつかない成分でできているので使い心地もよろしいかと思います。
◆ベタベタしない。束間がでる。とのご意見。
スプレータイプのスタイリング剤から、プリュムワックスに変えられたお客様。
今はストレスを感じなくなったとのこと。ヘアアイロンとの併用もされています。
プリュムワックスシリーズは、保湿成分のアルガンオイルとホホバオイルを使用しています。
ワックスをつけてから徐々に成分が浸透し、髪に馴染んでいきますから、髪の毛の状態が良くなってきます。他のワックスと違い、使い続けることでダメージケアができるのです。
そうすること『引っかかりにくい髪』を作ることができますよ!
◆最初は半信半疑!でも今となってはリピーターに・・・ ありがとうございます。
◆プリュム・デュールを作ろうと思ったきっかけ、お客様のご意見
このようなご意見を元に、プリュムワックスにセット力をつけた『プリュム・デュール』の開発に着手しました。
当初はプリュムワックスは女性のもの・・・という認識でしたが、男性のお客様も多く買われている現状を受け、プロジェクトスタート。
髪の毛は引っかからないけど、セット力も欲しい。
作るのに結構難易度は高いな、と思いましたが、主成分のワセリンのテクスチャーを硬めにすること、天然成分由来のロウを少量配合することで、お客様のお望みにあったワックスが完成しました。
天然の保湿成分、アルガンオイル、ホホバオイル、を多く含むメンズワックスはみなさんのスタイリング剤の概念を変えることと思います。
このようにお客様の『生の声』を商品に反映できるところが私たち美容室MAXの魅力だと感じております。
ちなみにワックス作りは容器に関してもこだわっています。
プリュムワックス同様、超シンプルなものにしたい。と考えた結果、何の凹凸も無い、アルミ容器になりました。
持ち運びにも便利ですし、Macとの相性も良いでしょ(謎理論)
美容院MAXではお客様のご意見のもと、商品作りをしています。また、新たにLINEでメンズお悩み相談室を開設いたしましたのでご気軽にお友達登録お願いいたします。
髪の毛が引っかかりやすいワックスの見分け方は?
ワックスが引っかかるのは成分に原因があります。
まず最初に、ワックスの目的は髪の毛を形つけること。
要するに空気に触れて固まらせるということです。
ですから、ワックスの容器を開けっ放しにしたり、全部使わないで1年くらい置いていたらパキパキになっていた・・・という経験はあるかとおもます。
『ベタつかない』と書いているワックスにもかかわらず、実際ベタつくというのは経験ありますよね。
それら原因は、粘着性のある成分や、空気に触れて揮発する油やアルコールを配合しているからです。
最初に手に取った時はそれらの成分はまだ揮発していないので、『ベタつかないな』と思ってしまうかもしれませんが、手に伸ばしたり、髪につけていくうちに、揮発性の高い成分だけが蒸発、どんどんベタベタしやすくなっていくのです。
重たい(ベタつく)成分や、ファイバーだけが手や髪に残りますから、パキパキになってしまうのですね。
気になるワックスがあれば成分表記を見てください。これで見分けがつきます。
例えば、揮発しやすい成分だと
✔︎シクロペンタシロキサン
これは一般的にシリコンと呼ばれる成分。揮発性があります。ワックスを手に取るときの柔らかい感じを作り出してくれますが、粘着性が強いという性質があります。
✔︎エタノール、セタノール
いわゆるアルコールです。揮発性が非常に高いため、他の成分の蒸発を促します。
店頭でテスターがある場合は手につけて少し乾かしてみてください。それでベタつく(髪の毛が引っかかる)ワックスかどうかわかります!
髪の毛を傷めやすい?『界面活性剤』ってよく聞くけど・・・
界面活性剤というのは主に『水』と『油』を混ぜるもの。
洗剤が代表格ですね。油汚れを水に溶かす。だから汚れが落ちる。
それと同様、ワックスも水と油を混ぜてクリーム状にするために様々な界面活性剤を入れています。
界面活性剤も危険なものからそこまで危険性の無いものまで様々ですが、その害については未だに議論がなされています。
長期の使用で髪の毛が傷めば、ワックスは髪に引っかかりやすくなり、抜け毛へ発展していきます。
ですから、髪の毛を傷めたり、絡めたりしたく無い人は、界面活性剤が入っていないワックスを使用しましょう。
ワックスの代表的な界面活性剤の例を挙げます。
✔︎セテス(セテス-6など番号が小さいものほど刺激がある)
✔︎ステアリン酸(刺激は少ない)
✔︎コハク酸ジエチルヘキシル(刺激があるとの声も)
✔︎PEG(シャンプーにも含まれることがあります)
難し単語で目が回りますよね!
そんな時はワックスの成分表記に『水』が入っていたら要注意です。
水と油を混ぜるために界面活性剤を入れますから、『水』という表記があれば必ず界面活性剤が含まれています。
プリュムワックスシリーズが髪の毛が引っかからない理由
プリュムワックスは粘着性の高い成分や、界面活性剤を配合していません。
トリートメントベースにワセリンと蜜蝋でテクスチャーをつけたシンプルなワックスです。ですから髪の毛が引っかかることはないです(^ ^)
お客様の口コミにもございましたが、トリートメントワックスという表現がとてもイメージしやすいですね。ありがとうございます。
◆絡まりやすい髪、ロングのお客様にプリュムワックスをつけさせていただきました!
◆Youtuber 美容師かがさん
『一番嬉しいのは辛味が一切ないことですね!』
『なのにセット力がある!』
◆実際の使用動画はこちら
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ワックスで髪の毛が引っかかる!というメンズに向けた記事を書かせていただきました。
ベタつくのはしょうがない・・・と思わず、正しい知識でワックス選びをすることが大切なのですね。
まとめると、
✔︎一般的なワックスは粘着性がある成分の配合や、ベタつく成分だけ髪に残るように作られている。
テスターがある場合は、手に塗り、数分乾かしてみよう。それでベタベタするなら髪の毛が引っかかりやすい。
✔︎界面活性剤に気をつけよう!見分け方は成分表記に『水』があるかどうか!『水』があれば要注意!
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2016年からMen’s Beautiful.comを運営、くせ毛・剛毛・敏感肌のお客様のため天然成分にこだわったシャンプー、ワックス、ヘアオイルなどの商品開発をしています。
現在は東京で美容室経営、ヘアケアメディア運営、ヘアケアブランドを運営する会社『マクスタート 』のCOOをしています。