こんにちは。

先日LINE相談室で頭皮のケアを考えて薬用シャンプーの購入を考えている、というご質問がございました。

その点に関しまして、皆さまに詳しくお伝えしたく、メリット、デメリットも踏まえてお答えして参ります。

薬用シャンプーには種類がある?

薬用シャンプーは主に3つのタイプがあります。

①フケ予防

②かゆみなど炎症予防

③血行促進

※ちなみに髪の毛が生えるというシャンプー、育毛効果のある成分が入ったシャンプーは国内では販売されておりません。

 

基本的にこれらの目的に合わせて効果を期待できる有効成分を配合しています。

ちなみに、

①のフケ予防 と ②痒みなどの炎症予防

これらが一緒になったものもあります。

 

薬用が付くシャンプーは医薬品ではありませんが、効果が期待できる成分が含まれている、

つまり有効成分が含まれているので医薬部外品に該当しまして、薬用と表示することができます

それでは目的別に成分を詳しくみていきましょう。

目的別に解説!薬用シャンプーのメリット、デメリットについて

◆フケを抑える薬用シャンプーのメリット

フケ用シャンプーの一般的な有効成分は以下のようなものです。

・ジンクピリチオン

・ミコナゾール硝酸塩

・ピロクトンオラミン

これらを配合することで、フケの原因となるカビ菌を殺菌します。

 

頭皮にカビ菌が有ると、頭皮の表面の角質が剥がれ落ち、フケの原因となります。

また、痒みをともなって、爪でガリガリと頭をかいてしまい、血が出たり、炎症、を起こすことで、よくない状態が続きます。

ですから、薬用シャンプーに含まれる有効成分でフケの原因のカビ菌を殺菌することで、頭皮のターンオーバーが通常サイクルに近づいていき、フケを予防する。

という考え方ですね。

とはいえ、フケは健康、清潔な人でも少しずつ毎日出ていますから、完全にフケが止まるわけではないです。

 

◆フケ用シャンプーのデメリット

フケ用シャンプーの有効成分にはデメリットもあります

副作用としては、頭皮に必要な常在菌も殺菌してしまうということです。

常在菌は健康な頭皮を維持するのに必要です。

頭皮の臭いの原因菌など繁殖を防いでくれます。

ですから、この大切な常在菌を殺菌してしまっては頭が臭くなったり、炎症が起きやすくなったりします。

そうすると、薬用シャンプーを常に使わないと悪い菌が繁殖し安くなってしまう恐れがあるのです。

いままで、常在菌が頭皮を守ってくれていたのに、いなくなってしまう。。。

そんな事態に陥ります。

 

◆かゆみを抑えるシャンプーのメリット

炎症を抑える有効成分として一般的な成分は

グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)です。

ステロイドという医薬品に近い成分で、抗炎症作用を持ち、雑菌の繁殖を防ぎます。

甘草(漢方)に含まれている成分です。

かつてはジンクピリチオンという成分がよく使われていましたが、国立研究所の報告で生体にホルモン影響を及ぼすと報告が出たことから、グリチルリチン酸ジカリウムを使うようになりました。

◆かゆみを抑えるシャンプーのデメリット

グリチルリチン酸ジカリウムは医薬品のステロイドと似た効力を持っています。

ステロイドとは副腎皮質ホルモンと言って、人工的に作られるホルモンです。

副腎皮質ホルモンは、『抗ストレスホルモン』として私たちの体にはに必要なホルモンです。

よく皮膚科などで皮膚の炎症がひどい患者さんにはステロイドを処方することがあります。

 

しかし、使用量が多すぎると免疫反応を低下させるなどの悪影響を及ぼしてしまいます。

医薬部外品である『薬用シャンプー』はお医者さんから処方されるものではありませんから、長期的な使用や、他の薬用商品(頭皮用のお薬やリキットなど)と併用してしまうと、免疫力低下の恐れがあります。

 

私たちが日頃から使っている製品は一つあたりの商品に含まれる成分の配合量には規制あっても、重ねて他の製品を使うことに関する規制はありません。

そこが医薬部外品の怖いところでもあります。

 

医薬品じゃないから、規制が緩い分、自己責任でね・・・ということですね。

 

ですからこのように記事を通して微力ではございますが、皆さまにお伝えしていきたいと思っています。

◆血行促進のシャンプーのメリット

血行促進の成分が入ったシャンプーについては、実はそこまでメリットはないと考えています。

というのも、シャンプーの際は、皆さんご自身の手で頭皮をマッサージされるように洗うでしょうし、お湯で頭皮の血行は促進されます。

そちらの方が圧倒的に血行は良くなりますし、成分による血行促進は本当に微々たるものです。

◆血行促進のシャンプーのデメリット

逆に、デメリットもありません。

メリットもそんなになく、デメリットも見つからないので、シャンプーに『血行促進効果』はあってもなくても良いものでしょう。

では、薬用シャンプーはどのようなものを選べば良いか?

もちろん、肌質、髪質は人それぞれ違いますから、これが良い!とは断言できません。

とはいえ、フケ、かゆみでお悩みの場合はまずは『かゆみ予防』の成分グリチルリチン酸ジカリウムが含まれたシャンプーを使うことをオススメします。

フケ予防のシャンプーの成分

・ジンクピリチオン

・ミコナゾール硝酸塩

・ピロクトンオラミン

これらが含まれたものは、最初に申し上げた通り常在菌を殺菌してしまうので安易に使用しない方が良いと僕は考えます。

フケは、よほどの病気でない限り、頭皮のターンオーバーが正常化すれば自ずと沈静化します。

ですから、まずはかゆみ予防のシャンプーで様子を見ることをおすすめします。

そして!

繰り返しになってしまいますが、

このかゆみ予防の成分、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)は、ステロイドに近い効果を発揮しますから、2度洗いは避けてくださいね!

もし、どうしてもフケ、頭皮の炎症がひどい場合は、シャンプーでどうにかなる、と言うものではなく、しっかり病院で診療を受けることが大切です。

まとめ

今回は薬用シャンプーのメリット&デメリットについてご相談内容にお答えする形で記事を書かせていただきました。

要点をまとめると・・・

✔︎フケ予防シャンプーは常在菌を殺菌してしまうので最初から使用することはおすすめしません

✔︎かゆみ防止シャンプーで『ジンクピリチオン』『ミコナゾール硝酸塩』『ピロクトンオラミン』が含まれていないものをまずは使ってみましょう!

✔︎成分の観点から二度洗いは良くありません。

以上を参考に、薬用シャンプー選びをしてみてくださいね。

 

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