こんにちは。美容院MAXで商品開発をしているMameです。

最近よくネットやお店で目にするオーガニックワックス商品。

流行っている商品だと、プロダクト、ジョンマスターオーガニック、ベジガーデンヘアーワックス、エヌドットなどなど。

当初は女子のウェット感を出すために作られましたが、健康志向、美容思考のメンズにも『オーガニックワックス』が浸透してきたように思います。

肌にもつけられて、天然由来の香料が良い香りを醸し出して、リラックスできます。

僕は香りはジョンマスターが一番好きですね。

シトラス系で。意識高い系の所有欲を満たすデザイン、ちょっと高めの価格帯。

ブランディングは素晴らしいと思います。

ただ、一つ気をつけたいことはセット力が全くないことです。

容器もメンズが使ってもおしゃれだし、肌にも優しいし、艶もいい感じ。でも全くセット力なし・・・。

これがメンズ向けにハードタイプとか、ナチュラルハードとかあれば欲しいのに・・・。

いつもそう思っていました。

オーガニックワックスにセット力をつけることは不可能?

 

ネットでも『セット力がない』という意見が多いですね。口コミを見てみましょう。

◆ジョンマスターのオーガニックワックスについて

◆プロダクトのオーガニックワックスについて

最近の髪の毛事情です productはセット力はないけどツヤ感・濡れ感 束感が出るのでナチュラルに仕上がっておすすめ 赤ちゃんの肌にも使えるくらい優しい成分なので顔や全身に使えて便利 あと柑橘系の匂いが良い pic.twitter.com/hcs89hW56p

— ‍しろ‍ (@___igbar_) 2016年6月18日

メンズにとってワックスを選ぶにあたってセット力は大切な要素ですよね。

しかし、オーガニックワックスでは束感を出したり、前髪を立ち上げたりすることができません。

↑このように、おでこを出したり、髪の毛を立ち上げることがオーガニックワックスにはできないのです。

それではどうして、オーガニックワックスにセット力をつける、すなわちハードタイプがないのでしょうか?

まずは、全成分をみてみましょう。

まずはジョンマスターオーガニックのワックス。

オリーブ油*、ミツロウ*、ホホバ種子油*、ババス油*、マンゴー果実エキス*、ヒマワリ種子油*、コムギ胚芽油*、ローレル油*、アトラスシーダー木油*、バルサムモミ葉油*、ローズマリー葉エキス

これは成分の配合量が多い順に並んでいます。

ここから何がわかるかというと、全て植物油でできていて、ミツロウで固体化させています。

ミツロウはミツバチの巣から抽出した『蝋(ろう)』です。これは65℃までは固形ですから、この固形物と油を混ぜて、バター状にしています。

イメージは柔らかいロウソクです。

ですから、セット力をつける成分は一切入っていません。

続いてプロダクト。

シア脂・ミツロウ・トコフェロール・マンダリンアレンジ果皮油・アロエベラ液汁

こちらも成分の配合量が多い順に並んでいます。

ほとんどシアバターとミツロウで構成されています。

シアバターとはシアの木の種子油です。

これは、常温では固まっていますが、体温で液体になってしまいます。

すなわち、髪につけると、体温、外気温で溶けて液体の油になります。

それを緩和するために、やはりミツロウを配合していますね。これは65℃程度で溶けますから、体温や外気温では溶けません。

しかし、ミツロウ自体は緩いテクスチャーのためホールド力がなく、やはり、ハードワックスとしては使えません。

そうなってしまうと、髪の毛をセットするのは不可能です。ヘアオイルを塗っているのと全く同じ状態になってしまいます。

つまり100%オーガニック成分だけで、セット力のあるハードワックスを作るというのは、原料成分から見ても不可能です。

原料をオーガニックに囚われ過ぎると、ハードが作れない?

さて、ここから真相に迫っていきたいと思います。なぜここまで人気のあるオーガニックワックスを展開する各社がメンズ向けの『ハードタイプ』を作れないのか?

ここまで需要、要望があれば、絶対売れるはずですよね??なんで作らないのか疑問に思いませんか?

それはオーガニックでブランディングしているからです。

言い換えれば、世間的には内容はそれほど気にしていなくて『organic』と書いてあればいいものと勘違いしている傾向がかなり強い。

日本の場合オーガニック認定は食品のみであり、コスメには存在しません。

他の記事でも情報を発信していますが、僕はそもそもオーガニックブームは根拠のないものという認識を持っています。

『オーガニック』というだけで消費者が飛びついているのは事実です。

要するにブランドですね。そこにオーガニックではない成分で、もちろんオーガニック以上に肌に優しい、髪に優しいと科学的に、医学的に証明された成分であっても、配合してしまうと『なーんだオーガニックじゃないのか』となってしまいます。

ブランド力が損なわれます。

それに、天然油ベースでそこにセット力を加えたとしてもアンバラランスなワックスになってしまいます。

これはそもそもの出発点を変える必要があります。

そうすると各社ブランドコンセプトが変わってくるわけです。

◆良い言い方をすると、オーガニックにこだわっていて、作れないものは作れいない!とはっきりしている。信念がある!

◆悪い言い方をすると、信念とブランドに固執しすぎて、とりあえずオーガニック的な一面が垣間見える。似ている成分のワックスが出すぎている。

ということです。

ただ、僕は美容室MAXでお客様第一視点で製品作りを行っておりますが、オーガニック=全てが良い商品は間違いだと繰り返しお伝えしております。

もちろん批判をしているわけではありません。

今の時代、ネットで簡単に調べられて、情報が入る時代です。消費者としても正しい知識を身につけていただきたいという願いです。

よくわからんけど、無添加とか、植物由来とか、聞くと安心しちゃいますよね。これは日本の悪しき風習だと思います。

だって、無添加って何が無添加なのかわかりませんよね。

それに植物由来も一部植物由来の成分に化学薬品反応させて作っても天然由来ですから。

大切なのは専門性!知識があれば頭皮に優しいハードワックスが作れる?

他の記事でも発信しておりますが、僕は、オーガニックでないものも原料に配合してワックス作りをしています。

プリュムワックスシリーズに配合しているアルガンオイルはオーガニック認定を受けたものを使用しておりますが、主原料のワセリンは、天然由来でもなければオーガニックでもありません。

しかし、医療現場で使われる安全性の高い『白色ワセリン』を使用しています。

医療で使われるレベルですから、オーガニック原料や天然油よりも、信頼性があります。

また、ハードワックスという視点からですが、このワセリンは自由度が非常に高い。

要するに、炭素数の加減でテクスチャーを硬めにしたり、緩くしたり、セット力をアップしたりできます。

メンズ向け『プリュム・デュール』はワセリンのテクスチャーを硬めにした成分を配合することで、頭皮、髪に優しいワックスだけれどセット力がある、よりハードに使い使い心地を再現することに成功しました。

調べてみましたが、ワセリンベースのワックスはまだ発売されておりません。

髪、頭皮に優しいワックスでセット力があるワックスを試したい方は、新しく出るプリュム・デュールにご期待ください。

まとめ

いかがでしたか?

今回はオーガニックワックスになぜハードがないのかお送りいたしました!

まとめると、オーガニック原料にこだわると、ハードワックスは作れない。しかし、オーガニック以上に安全、安心な成分は存在する。

それを元に頭皮、髪に優しいメンズ向けワックス(ハード)として作られたのがプリュム・デュールです。

これからも、お客様に正しい、有益な情報を発信してまいりますので、宜しくお願いいたします。

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