男の縮毛矯正は時代遅れ?やめたほうがいい理由

佐藤:よくネットで縮毛矯正はやめたほうがいいって記事を目にしますよね。僕もくせ毛ですから、ストレートヘアーに憧れましたし、手入れも楽そうだからかけてみたいなって時期があって、一回かけてみたんですよ。縮毛矯正。中学の時でしたね。

戸来:どうだった??

佐藤:前髪だけだったんですけど、かなり不自然になりましたw で、当時片思いだった女の子に『その髪変だよ』って言われたんですよ!かなりショックでした!確かにカッパみたいでしたよ。

戸来:それはトラウマになるね!!

佐藤:そこからですね。縮毛矯正はやめたほうがいいと思ったのは。

戸来:うちの店に来るお客さんでも、もう縮毛矯正をやめるって人が多い。縮毛矯正をやめて本当に良かったって意見が多数。縮毛矯正をかけてしまうと不自然になるのはもちろんのこと、髪や地肌を痛めるからね(美容師さんの手が荒れているのはパーマや縮毛矯正の薬剤が手についているから)。それに維持費もかかる。

戸来:縮毛矯正をやめたほうがいいって思うのは、

✔︎不自然な仕上がりで女子ウケがかなり悪い。

✔︎薬剤により髪が痛む。

✔︎一回かけると伸びた箇所にまた縮毛矯正をするため、維持費がかさむ。

という意見が多数。人にもよるだろうけれど、自然体でいたいなら男の縮毛矯正はやめたほうがいいだろうね。

縮毛矯正はもう時代遅れ。最近はくせ毛を活かしてお洒落にしようっていうのが時代の流れ!!

縮毛矯正をやめるメリットは?

佐藤:ってことは逆に考えたら、縮毛矯正をやめることによってメリットがたくさんあるってことですね。

◆縮毛矯正をやめるとメリットがたくさんある!

✔︎くせ毛をパーマっぽく見せることで女子ウケが良くなる

⇨くせ毛はくせ毛に合うワックスを使用することで、パーマ風に見せることができます。

✔︎髪の毛を傷めずに済む

⇨縮毛矯正の薬剤は人体に少なからず影響があります。それを塗らなくて済むのですから、髪の毛を痛めることがなくなります。

✔︎維持費がかからない!約10万円が浮く!

⇨一回縮毛矯正をかけてしまうと、維持費がかかります。根元の伸びた部分を1ヶ月〜2ヶ月ごとに掛け直さなけらばいけないため費用がかさみます。安いお店で考えても年間10万円ですから、その分節約できますね!!

戸来:そうだね。だから縮毛矯正をやめたほうがいいってお客さんにも伝えている。やめると決めたお客さんは、くせ毛を活かしたカット+質の良いワックスで縮毛矯正を卒業しているよ。

例えば、チリチリ、パサパサの髪でも軽くカットして正しいシャンプーを使用して、最後プリュムワックスをつけただけでここまでまとまる。

これを体験するともう縮毛矯正はやめたほうがいいってなるよ。

そもそも縮毛矯正とは?原理について知ろう!!

髪の毛はケラチンと言われるタンパク質を主成分に成り立っています。理系の方ならお分かりかと思いますが、そもそもタンパク質というのはアミノ酸が集まったもので、ケラチンはそのタンパク質が長く繋がったポリペプチドを主鎖としてらせん構造をしています。その主鎖同士は側鎖結合でくっついています。

この主鎖のポリペプチド同士が『側鎖結合』で横にくっついていることでケラチンの分子を固定し、髪の毛の形、すなわちくせ毛だったり、直毛だったり、剛毛だったりを形付けるものなのです。

代表的な結合ですと『ジスルフィド結合(スチン結合)』というのがあります。『ジ』というのは2つという意味で『スルフィド』というのは二価の硫黄が2個の有機基で置換された有機化合物・・・。なんだかムズカシイ。。。

簡単にいうと理科で習った硫黄ってありますよね。あれがくっついたものと思ってください!

あとは、電気的に結びつく『塩結合』と、水に濡らすと結合が切れて、乾かすと戻る『水素結合』があります。

わかりやすくまとめますと、

髪本体:ペプチド結合 これが切れたら髪の毛が千切れます。枝毛がその典型例

ケラチンの分子を結びつけて髪の形を形成する:ジスルフィド結合(スチン結合)、塩結合、水素結合

この4つを結合の強い順に並べますと、

①ペプチド結合 ②ジスルフィド結合(スチン結合)、③塩結合、④水素結合 となっています。

✔︎ポイント1 縮毛矯正第一剤は髪の毛の結合を一旦『切断』する!

そこで縮毛矯正は、ケラチンの分子を結びつけて髪の形を形成する中で一番強固な結合である結合ジスルフィド結合(スチン結合)、塩結合を『還元剤』なる薬剤で切ってしまうわけです。しかも薬剤はアルカリ性。髪の健康な状態は、塩結合がしっかり結合している状態のpH(水素イオン濃度)が弱酸性と言われる(pH4.5〜5.5)であり、髪のpHがアルカリ性(塩基性)となると、塩結合が切断されます。

薬剤のアルカリによって以下の通り、アミノ酸は結合が切断されて、イオンになってしまします・・・。

陰イオン:グルタミン酸、アスパラギン酸(酸性アミノ酸)

陽イオン:アルギニン、リジン(塩基性アミノ酸)

✔︎ポイント2 縮毛矯正第二剤は髪の毛の結合を再度『くっつける』!

そのあと、ヘアアイロンで熱を与え、縮毛をまっすぐに形をつけたあと、第二剤なる『酸化剤』を髪につけジスルフィド結合(スチン結合)を再度くっつけ直します。

そのあとシャンプーしてpHを弱酸性に戻し、ドライヤーで水気を飛ばして水素結合を戻せば縮毛矯正の出来上がりです!

こんなに髪の毛内部の結合を切ったりくっつけたり・・・。どう考えても体に良くない成分使っているよね!?

と思っている読者の方も多いかと思いますので、縮毛矯正の成分を化学的視点から調査してみました。

髪・頭皮への悪影響大!縮毛矯正の危険性とは?

縮毛矯正の主成分は、『ジスルフィド結合』を切断するものと『塩結合(イオン結合)』を切断するもので、大きくわけて2系統の成分あります。

◆『ジスルフィド結合』を切断する成分

・システイン系

・チオ系(チオグリコール酸塩類)

・亜塩酸ナトリウム

・システアミン

◆塩結合(イオン結合)を切断する成分

・アンモニア水溶液

・炭酸アンモニウム

・炭酸ナトリウム

・モノエタノールアミン

・炭酸水素アンモニウム

・アルギン

主成分『システアミン系』は危険?

独立行政法人医薬品医療機器総合機構の調査結果

以上のような国内外のシステアミンの安全性に係る情報をもとに評価した結果、システアミン 塩酸塩に関する安全対策の必要性について、機構は以下のように考える。

現時点では、システアミンによるヒトでの催奇形性に関する文献や症例は報告されていないも のの、システアミンを対象とした疫学調査は実施されておらず、ヒトに対する催奇形性の実態は 把握されていないことから、動物実験等の情報をもとに評価した。

 その結果、提出された文献及び海外添付文書の記載状況から、経口投与によるシステアミンの
発生毒性のリスクが示されており、曝露量によっては、健康上の問題が起こる可能性を否定でき
ないと考える。

縮毛矯正の主成分『システアミン系』は毒性のリスクがあるようです。

◆チオ系(チオグリコール酸塩類)は皮膚が赤くなる?

急性皮膚毒性(動物実験結果)
10.98%チオグリコール酸アンモニウムおよび1.0%ジチオグリコール酸2アンモニウムを含有するパーマネント・ウェーブ液(pH 7.0)の皮膚毒性をニュージーランド白色ウサギ24匹(雄12匹、雌12匹、2.3~3.0 kg)を用いて評価した。溶液を不透過性スリーブを用いて体幹部の(毛を刈った)皮膚に24時間接触させた。動物12匹の皮膚を塗布前に擦過した。試験した各動物の投与部位に軽度紅斑が認められた。平均LD50(動物24匹)は7.9±0.5 mL/kgであった。
引用文献
1) Anonymous (1991) Final report on the safety assessment of ammonium and glyceryl thioglycolates and thioglycolic acid. J Am Coll Toxicol 10(1), 135-192. (特に指定しない場合の引用文献はこれである)
2) Rotenberg YS et al. (1969) Gig Tr Prof Zabol 13(1), 48-50 [in Russian].
3) Tyl RW et al. (2003)Developmental toxicity evaluation of sodium thioglycolate administered topically to Sprague-Dawler (CD) rats and New Zealand white rabbits. Birth Defects Res (Part B) 68(2), 144-161.

◆アンモニア水は粘膜に刺激性が強い?

特定標的臓器/全身毒性-単回曝露: ヒトへの影響における Priority 2 出典の SITTIG(4th, 2002)、DHP(13th, 2002)、RTECS(1997)、ICSC(J)(1995)の記述から、呼吸器系(肺、気道)への有害性が示されている。

✔︎縮毛矯正で髪の毛や皮膚が痛むことは事実!人体への影響が問題視されている成分も!

どうしてメンズの縮毛矯正の仕上がりは不自然になるのか?

縮毛矯正はヘアアイロンを使用して形をストレートにしていきます。ですから『自然に仕上げる』というのは不可能に近いです。女性の場合はストレートでロングヘアーならば問題ありませんが、メンズの場合立たせてスタイリングしたいですよね。それができなくなってしまいます。

わかりやすくいうと『シャキーン』ヘアーになってしまうということですね。女子ウケは最悪です。モテたいなら絶対縮毛矯正はやめたほうがいいでしょう!

そして、さらに問題なのが伸びてしまった部分。

根元はうねうね、毛先シャキーンという事態になってしまいます。

そうすると、一回縮毛矯正をかけてしまうと、根元の伸びた部分を1ヶ月〜2ヶ月ごとに掛け直さなけらばいけないため維持費がかさみます。安いお店で考えても年間10万円くらいはかかってしまうでしょう。

やっぱり縮毛矯正はやめたほうがいい

結論としてはメンズは縮毛矯正はやめたほうがいいでしょう。髪や頭皮に悪い、金かかる、そして女子ウケも悪い。

そして今縮毛矯正をかけている人はやめるという判断をしても良いでしょう。

そうすると気になるのが厄介なくせ毛、縮毛矯正以外にうまく付き合っていく方法はあるのか?というところ。

はい。あります。それは『くせ毛を活かすこと』です。

くせ毛はカットとスタイリング次第でマジでかっこよくなります!!

特に大事なのがスタイリング。要は使うワックスです。くせ毛に合うワックスを使えばくせ毛がパーマ風に見えたり、うねりがスッキリまとまって手入れが楽になるのです

くせ毛におすすめのワックスに関する記事はこちら

コンプレックスを隠して生きるよりも(そもそも縮毛矯正だと不自然だから隠しきれないが)、短所を長所に変えたほうが断然イケてますよね!!最近はくせ毛を活かした髪型の芸能人も多いですね。

縮毛矯正をやめて、くせ毛を活かすスタイリングは?

くせ毛を活かした髪型は女子ウケがとてもいいです。例えば岡田将生さん、斎藤工さんはくせ毛で有名ですね。

そのくせ毛を活かした髪型はとてもお洒落です。

↑くせ毛を活かした髪型の岡田将生さん ワックスはプリュム・オムで再現可能

↑長めの髪型が特徴的な斎藤工さん プリュムワックスやジェルワックスの使用で再現可能

ただし、縮毛矯正をやめると決めたものの、縮毛矯正をかけた部分は切らない限りはずっと不自然なまま。

ですから、一回縮毛矯正をかけてしまった場合、地毛が伸びてくるのを待つしかありません。その場合、縮毛矯正をかけている部分と、かけていない部分の境目がはっきりしてしまうので、

とりあえず伸びた部分はアイロンをかけて『うねうねシャキーン』という事態にならないようにしましょう。

最近は縮毛矯正をやめて自身のくせ毛を活かしている男性が多いですね。

無理にストレートにするのではなく、自然なカールを活かした髪型です。

その場合、くせ毛を綺麗なパーマ風に見せるには何のスタイリング剤(ワックス)を使うかがとても重要です。

つやが有る、よく伸びる、べたつかない

これらの条件を満たせるワックスがくせ毛には必要です。

きっちり決めたい時、例えばパーティーとか。そんな場合はグリースや、ジェルワックスがおすすめです。ただしべたつきやすいので、トイレなどで手直しは難しいです。

逆に、女性とのデートや、普段仕事に行くときにはプリュムワックスシリーズがオススメです。というのも、グリースやジェルワックスほどのホールド力はありませんが、ワックス自体にべたつきがないため、触っても手がべたつかないし、手直しも可能だからです。

まとめ

いかがでしたか?

今回はメンズの縮毛矯正の失敗に関して原理と成分を解説しました。

結論としてはメンズの縮毛矯正はやめたほうがかっこいいです。

縮毛矯正よりも、もともとの髪質を活かしたほうがいけてますね!

くせ毛の佐藤
1989年生まれ
男性
職業 化学製品製造、ヘアワックス開発
髪質:剛毛・多毛・くせ毛

ゆとり製法、悟り世代
人の髪や肌に本当に良いものを作りたいという気持ちから、美容師の戸来とヘアケア商品の開発をしています。

日常に溢れているコスメやシャンプー、ワックス、洗剤などには多くの石油化学製品が使われています。得意分野は、界面活性剤の原料、化粧品や化粧水の溶剤です。美容業界に関する知識はゼロですが、化学的視点とくせ毛である消費者としての視点から記事を書いています。他社製品の批判は一切しません。